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チェーンブロックのチェーン短くする方法
チェーンが長くて使いずらい
不要になったチェーンブロックを知り合いからもらったので、中二階に取り付けることにしたのですが、問題が発生しました。
チェーンブロックの問題点
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チェーンが長すぎる!!
チェーンブロックの問題点
ご覧の通り、中二階にI形鋼を取り付けてチェーンブロックを取り付けたのですがチェーンが長すぎて、このままでは使えたもんじゃありません。
なのでチェーンを短くする必要があります。
短くするチェーンは2種類あります
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操作用のチェーン
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荷揚げ用のチェーン
チェーンブロックには、荷物を荷揚げするためのフック付きのチェーンと、荷揚げチェーンを上下させるための操作用チェーンの2種類あります。
今回の場合はどちらのチェーンも長いので、両方とも短くします。
参考
*中二階のDIYで建てました。費用まとめておきます。
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操作用と荷揚げ用のチェーンは違います
短くしたいチェーンは「操作用のチェーン」と「荷揚げ用のチェーン」ですが、短くする方法に違いがあります。
操作用のチェーンを短くする方法
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サンダーで2か所切断する
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切断した部分を溶接してつなぐ
荷揚げ用のチェーンを短くする方法
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サンダーで1か所切断してボルトでフックと固定する
短くした状態
いきなりですがチェーンを短くした状態です。サンダーで切断しました。
操作用のチェーンはチェーンをループ(エンドレス)にしておかなければならないので、2か所切断したら切断したチェーン同士を溶接してつなぐ必要があります。
荷揚げ用のチェーンはもともとの状態がフックとチェーンがボルトで固定されているだけなので、切断したらボルトでフックと固定するだけなので簡単です。注意ポイントとしては、荷揚げ用のチェーンは溶接不可と言うことです。なぜかと言えば、溶接の欠陥で荷揚げしたらチェーンだ破断する、、、なんてことが起きるかもしれないからです。なので、切断はOKですが「溶接でチェーンを延長する」なんてことは絶対にやめましょう。
操作用のチェーンを短くする方法
まず初めに、ループしているチェーンの片側をサンダーで切断します。
次に、もう一方のチェーンを切断するのですが、リンクを再使用したいのでリンクに切れ目を入れてプライヤ―で曲げてチェーンを分離し、初めに切断しておいたチェーンとつなぎます。
リンクを切断する
切れ目を入れたリンクでチェーン同士をつないだら、切れ目を溶接します。
今回はTIG溶接でつなぎました。
TIG溶接する
溶接ができたらやすりで表面を平らに慣らせば操作用チェーンの作業は完成です。
参考
荷揚げ用のチェーンを短くする方法
荷揚げ用のチェーンの先端のフックはボルトでチェーンと固定されているので、ボルトを外してチェーンをばらしておきます。
チェーン単体になったら、リンクをプライヤ―でつかんでしっかり固定してサンダーでカットします。
この作業は慎重に行わないと、サンダーの刃が暴れて使用するチェーンに切れ目を付けてしまうことになります。もし切れ目が入ってしまったら、荷揚げ中に破断するかもしれないのでその部分は使用できません。なので、プライヤ―で固定して慎重に作業しましょう。
チェーンが切断できたらフックとボルトで固定すれば完成です。
これで一連の作業は終わりました。
ポイントまとめ
それでは、チェーンブロックを短くする方法について重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- チェーンブロックには操作用と荷揚げ用のチェーンがある
- 操作用のチェーンは切断して溶接して短くする
- 荷揚げ用のチェーンは切断してボルトでフックと固定する
- 荷揚げ用チェーンを溶接して長くすることは禁止です
以上4つのポイントです。
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関連記事:【日々の作業】
以上です。