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TIG溶接機にはアルゴンガスが必要ですが、私の場合は地元のガス屋さんから購入しました。
と言うことで、今回の記事では個人でアルゴンガスを入手する方法や取扱いのポイントについてまとめておきます。
記事の目次
TIG溶接に必要なアルゴンガスの入手方法と値段
アルゴンガスの入手方法と値段
TIG溶接機を購入したのでアルゴンガスを入手しました。
巷ではアルゴンガスは個人では入手無理、、、みたいな話しがありますが入手可能です。
入手した方法
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地元の高圧ガスや溶接機を取り扱っているガス屋さん
アルゴンガスは高圧ガスや溶接機を取り扱っている会社さんから購入することが出来ます。
私の場合は、お世話になっている車屋さんから紹介されたガス屋さんと勤務先の取引先のガス屋さんに問い合わせてみたのですが、両社もと個人でもOKでした。
アルゴンガスの価格と契約内容
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ガスボンベ7㎥をレンタル
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ボンベ本体の保証金は2万円
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アルゴンガスは7㎥で8000円
- ボンベの配達と引き取りは無料
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半年以降は1か月600円のチャージが発生する
- ガスボンベのレンタル期間は最長1年まで
*価格は2023年7月時点です、ガス屋さんによって価格に違いがあります、参考にしてください。
7㎥のアルゴンガス
ガスボンベは圧力容器なので危険が伴います。そのため取扱いや管理方法は法律で定められているので、ガスボンベは定期的に耐圧力検査を行う必要があります。そのため、ガスボンベはガス屋さんからレンタルすることになるので、ガスボンベの取扱に関する契約書を交わす必要があり、レンタル料はかかりませんが保証金として2万円かかりました。この保証金はガスボンベを返却するときに返ってくるお金です。
さらに、ガスボンベを長期レンタルすると延滞金として一月600円のチャージが発生し、最長でも1年までしかレンタルできないとのことでした。なので1年後にアルゴンガスが沢山余っていても必ず返却する必要があります。この返却はガスボンベの定期検査のために必要になるので、返却しないと保証金が返ってこないばかりか二度とレンタルできなくなるかもしれません、要注意です。
私がレンタルしたガスボンベは一番大きな7㎥で、アルゴンガスの価格は8000円+消費税でした。ここ数年は値上がりしているようで、今後はもっと高くなるかもしれませんね。
アルゴンガスのボンベは、圧力容器で危険が伴うので輸送するときのルールが決められています。なので、安易に個人が来るまで運搬することはおすすめできませんし法律違反になるかもしれないのでガス屋さんに配達と引き取りをしてもらうのが良いです。私がレンタルしたガス屋さんは無料だったので、ガレージまでガス屋さん配達してもらいました。
アルゴンガスの取扱いの注意点まとめ
アルゴンガスをTIG溶接機と接続する作業は簡単ですが、注意したいポイントがあるのでまとめておきます。
アルゴンガスの取扱いの注意点
- ガス漏れは必ず確認する
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ボンベの圧力と日付などをボンベに記録しておく
- ガスメーターとボンベの接続のねじには種類がある
以上3つのポイントを頭の片隅置いておけばツマラナイ問題に悩むことはないでしょう。
ガス漏れは必ず確認する
アルゴンガスは非常に高価です、個人で所有するなら絶対に無駄な消費は避けたいところ。
以前勤務先こんな事がありました。同僚がTIG溶接していたら満タンのアルゴンガスが1日で無くなってしまったのです、原因は接続部分の「漏れ」でした。溶接作業中に漏れまくっていたのです、最悪ですよね。
こんな事が無いようにガスの接続部分の漏れは必ず確認しなければならないんです。
ガス漏れの確認方法
ガスメーター側の漏れ確認
TIG溶接機側のガス漏れ
ガス漏れの確認方法は簡単です
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TIG溶接機の電源はOFF
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流量計のバルブは開にする
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ボンベのバルブを開にして圧力が上がったら閉にする
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1日放置して圧力が低下していなければ漏れなしです
ガスの流路に圧力をかけてメーターの圧力が低下していなければ漏れがないと言うことになります。
私の場合は1日放置しても圧力低下はありませんでした、ただ1週間放置していたら若干の低下はありました。
漏れる部分にはガスメーターとガスボンベの接続部分とホースの接続部分があります。ガスメーターにはガスケットが入っているのでナットを締付けて漏れを防ぎます。もし漏れるようなナットの増し締めをするかガスケットを新品に交換です。
ホースの接続部分は一番漏れが発生し易いので要注意です。漏れる部分はニップルとホースバンドで締め付けている部分です。ニップルのサイズとホースのサイズが微妙に合っていなかったり、ホースバンドの適合サイズが合っていない場合は漏れます。私の場合はホースバンドの部分にホースを2重にしてホースバンドがしっかり締め付けできるように対策してあります。
忘れがちなポイントもあるよ
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溶接機を使わないときはガスボンベのバルブを必ず「閉」
TIG溶接機を使わないときは電源OFFするだけじゃなくて、ガスボンベのバルブは必ず「閉」にします。
ガス漏れの確認はしてあっても微量には漏れがありますし、予期せぬ事故やトラブルで誰もいないところでガスが漏れ始めることがあるかもしれません。
なので、ガスボンベのバルブは閉にすることを割れずに行いましょう。
因みにですが、使用しているホースはホームセンターで切り売りで買った「エアーホース」です。丈夫だと思います。
ボンベの圧力と日付などをボンベに記録しておく
アルゴンガスを入手したら使う前にテープでメモ書きしておくとイイですよ
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ガスの圧力
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ガスの価格
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入手した日付
ガスの情報を書いておくと忘れません
アルゴンガスの圧力がゼロになるまで使えるわけではないので、新品での圧力からどの程度圧力低下したら交換なのか?の判断目安として満タンの圧力を書いておくと良いです、慣れれば書いておく必要はないですけどね。
ガスの価格は次回値上がりしたときの価格差を知るために必要ですし、価格を見るたびに「大切につかおう」って意識も芽生えます。いろんな意味で価格を頭に入れておくと良いですね。
冒頭でも説明した通り、ガスボンベはレンタルなのでガス屋さんに返却しなければなりません、私の場合は最長1年契約なのでいちいち調べなくても分かるように日付をメモしてあります。
ガスメーターとボンベの接続のねじには種類がある
ガスボンベからガスを取り出すためには、ガスメーターが必要ですが接続のねじに種類があるので要注意です。
ねじの種類
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G5/8
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W22
出典:ヤフーショッピング アルゴンガスメーター 圧力調整器 TIG溶接 流量計 4217
上記の写真のガスメーターは私が使用しているものです、このガスメーターのねじは「W22」です。
ヤフーショッピングでガスメーターを検索したところ「ボンベに装着できなかった」ってレビューがあり、調べてみたら売られているガスメーターのねじに種類があることが分かりました。
と言うことで、勤務先で使っているガスメーターを調べてみたところ「W22」というねじの規格であったので、W22のガスメーターをヤフーショッピングで購入して使用しています。
心配であればガス屋さんに直接聞く方が良いでしょう。間違って買ってしまったら終わりですからね。
ポイントまとめ
それでは、アルゴンガスについて重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- アルゴンガスは個人でもガス屋さんで入手可能です
- 価格は7㎥で8000円、ボンベはレンタルになります
- ガスは高価なので漏れは必ず確認すること
- ガスメータのねじには種類があります
以上3つのポイントです。
*ネットでアルゴンガスを購入することもできます
*W22のガスメーターの購入はこちらから
*ホースバンドの購入はこちらから
*アルゴンガスのホースもネットで売ってます
関連記事:【ガレージの設備】
以上です。