皆さんはエアーツールに給油していますか?
私はルブリケータを使用して自動的に給油できるようにしてエアーツールを使用しています。使用しているオイルはエアーツールオイルはたはタービンオイルの粘度がVG32と言うモノです。
今回の記事では、どうやって自動的に給油しているのか?をまとめておきます。
エアーツールにエアーツールオイルを自動給油する方法
エアーツールとオイル
エアーツールと呼ばれるエアーを動力にした工具には給油が欠かせません
こんな工具です
- エアードリル
-
ベルトサンダー
- エアリューター
-
エアーインパクト
エアーツールっていろんな種類があってエアーがあればどこでも使用可能なので、電動工具と使分ければ作業がはかどりますね。
だけど、電動工具と違って内部の可動部分には潤滑が必要なんです、結構忘れがちですし給油が必要なことを知らない人もいます。
給油しないとパワーが低下する、回転が止まってしまう、内部の部品が破損する、と言ったことが起きてしまいます。
エアーツール
そもそもエアーツールの内部が密閉されていればオイルを入れておけば定期的に給油する必要はないのかもしれませんが、それはエアー特有の事情が関係しています。
まず、エアーツールには圧縮エアーを連続供給しなければならず、エアーの通り道が必要となるので密閉はできません。
そして、エアーに含まれるドレンがオイルを洗い流してしまう問題があります。コンプレッサーで作られた圧縮空気、通称エアーにはドレンと呼ばれる水分、オイル、カーボンなどの液体が含まれているのでエアフィルターとかミストセパレータなどでドレンを分離しなければなりませんが、ドレンを完璧に除去することは結構難しいことです。
このようなことを考えると、エアーツールには定期的に給油する方法しかないんですね。
最適なオイルとは
エアーツールにはどんなオイルを給油すれば良いのでしょうか。
エアーツールに最適なオイルは?
-
機種によってオイルの種類と粘度に違いがある
-
分からなければエアーツールオイルかタービンオイルのVG32が無難です
ホームセンターに売っているオイル
例えばですが、TONEのエアーインパクトはタービンオイルVG32が指定、空研のエアーインパクトはマシン油VG10が指定、信濃機販のエアードリルは信濃専用のオイルが指定、となっていてエアーツールにはコレだ!というオイルは無いようです。
そんな中で、私はプライベートではエアーツールオイルVG32、仕事ではタービンオイルVG32を数年使用していて、今までに問題は起きていないしエアーツールの動作も調子が良いです。本来の性能を発揮するなら指定オイルでしょうが、指定のオイルが分からない、オイルを使い分けるのが面倒、と言った場合にはエアーツールかタービンオイルが適していると思います。
因みにですが、VG32とはオイルの粘度のランクのことです。数値が少なければ柔らかく、数字が大きければ硬いです。
*下記に各メーカーの取扱説明書を載せておきます。給油するオイルについて記載があります。
出典:TONE エアーインパクトレンチ 取扱説明書
出典:空研 エアーインパクトレンチ KW-2500pro 取扱説明書
出典:信濃機販株式会社 エアードリル SI-5501 取扱説明書
と、ここで補足ですが、オイルの使用用途は商品説明に記載があるのですが、例えばメーカーによってはタービンオイルに「エアーツールに最適」って書いてある場合もあれば、エアーツールの文字が記載されていない場合もあり、販売メーカーによって指定用途に差があります。
この辺りは個人の判断になってしまいますが、説明に記載がある用途で使用することがベターでしょうね。
自動給油する方法
エアーツールの給油の方法はエアーの供給口(カプラーを接続する部分)に給油する方法が一般的です。
いろいろなエアーツールの取扱説明書を読んだところ、ざっくりまとめると供給口に「使用前に2~3滴」って感じです。
ただ、この方法は毎回手作業で給油しないといけないので、忘れがちだし安定したタイミングで供給できないので気持ちが悪いです。
と言うことで、皆さんにおすすめしたい給油方法を紹介します。
-
ルブリケータを使用する
ルブリケータとはエアー中にオイルを自動給油する機器で、エアー配管の途中に接続して使用します。給油するオイルの量は無段階で調整可能です。
ルブリケータ
で、私は画像のようにエアーツール用のエアー配管にルブリケータを取付けて自動的に給油できるようにしています。
ガレージのコンプレッサーの出口にはエアフィルタとミストセパレータを取付けていますが、エアーツール保護のためにさらにエアフィルタ付きのルブリケータを使っています。
因みにですが、ルブリケータを通ったエアーにはオイルが混ざっているのでエアーブローには使わないようにしてくださいね。ひどい目にありますから(笑
それでは次に、ルブリケータの使い方を簡単に説明しておきます。
-
オイルの補充方法
-
オイルの給油量の調整方法
オイルの補充方法について
補充には2通りのやり方があります。1点目はルブリケータの上側の給油口から給油する方法、2点目はオイルケースを取外してケースに直接給油する方法です。
オイルの量はケースにLOWとMAXのレベル線があるので、その範囲内の量を入れておきます。
補足ですが、補充する時は必ずエアーを落とした状態でおこないましょう。エアーがルブリケータまで来ている状態で給油口やケースを取外すとエアーが噴き出しますので危険ですから。
補充と給油量
オイルの給油量の調整方法について。
オイルはエアーが流れいる時だけ供給されるので、エアーツールを連続使用させながらオイルの滴下窓から滴下されるオイルを眺めつつ、供給調整ダイヤルを回転させて調整します。
1滴が滴下されるタイミングですが、私の場合は「連続使用1分に1滴」程度にしています。
ポイントまとめ
それでは「エアーツールにオイルを自動給油する方法」について重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- エアーツールには給油が必要
- 給油するオイルの種類と粘度は機種によって違う
- 何を給油して良いか分からない時はエアーツールオイルかタービンオイルのVG32が無難
- 自動で給油する方法は「ルブリケータ」を使用することです
以上4つのポイントです。
*ルブリケータの購入はこちらから
*エアーツールオイルの購入はこちらから
*タービンオイルの購入はこちらから
関連記事:【ガレージの設備】
以上です。