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【ガレージの設備】

溶接ヒュームや塗装ミストをレンジフードで排気する【ガレージの加工室】

 

ガレージの加工室の空気を排気するために、レンジフードを取付けましたので、どのように取付けたのかまとめておきます。

 

溶接ヒュームや塗装ミストをレンジフードで排気する

溶接や塗装は人体に有害

ガレージで溶接や塗装をすることがあるのですが、ちょっと作業するだけで空気が白色に濁って悪臭が立ち込めてしまいます。

調べてみると、溶接や塗装によって発生した物質は人体に有害らしい。

 

有害な物質

  • 溶接ヒューム
  • 塗料ミストや蒸発した有機溶剤

 

溶接ヒュームは溶接で溶けた金属が蒸気となった粒子で煙のように見えるものですが、この溶接ヒュームと塗装した時に発生する塗料ミストや蒸発したシンナーなどの有機溶剤は、神経障害やガンの発症リスクが高くなるようです。

 

出典:厚生労働省 金属アーク溶接等作業について 健康障害防止措置が義務付けられます

溶接作業は有害です

溶接フュームの換気

塗装業者のみなさまへ

塗装作業は人体に有害です

 

と言うことで、厚生労働省の資料を見てみると、溶接も塗装も換気(排気)とマスクが必要のようです。

そもそもですが、溶接作業の時は今まで花粉用のマスクをして溶接をしてましたが、すぐにマスクが茶色くなってしまっていたので人体の有害性については薄々気が付いていました。

ただ、私のようにDIYで作業する場合、高価な専用マスクを購入するのは中々難しいところ、、、でいろいろと検討した結果、ひとまず排気システムの導入をすることにしました。

 

ガレージの加工場にレンジフードを取付ける

私のガレージの溶接や塗装をする加工室はビニールカーテンで区画している部屋なのですが、溶接フュームや塗装ミスト、有機溶剤が立ち込めてしまうデメリットがありました。

 

加工室

換気システムがない加工室

 

こんな感じの加工室なのですが、作業環境改善のために排気システムを取付けることにしました。

 

取付けた排気システムはコレです

  • 幅90㎝のレンジフード

 

レンジフードを取付けた

加工室にレンジフードを取付けた

 

換気するためにはファンとフードが必要になる訳ですが、フードをどうすれば良いのか悩みました。

フードとは効率よく空気を排気するための空気を集めて排気する囲いのことなのですが、これが無いと上手く排気できません。自作するに費用も時間もかかりそうだし、、、、。

そんな中で思いついたのが台所の換気をするためのレンジフードでした。レンジフードはファンとフードが一体化しているので、製作する手間がありません。で、さっそくヤフーオークションで検索すると格安の中古品や新古品が結構出品されていたので、迷わずレンジフードを採用したのでした。

 

レンジフードの取付け方法

用意した材料

レンジフードを取付けるにあたり用意した材料をざっくりまとめておきます。

 

用意した材料

  • マルチアングル
  • アカギの吊り具
  • 3分の寸切りボルト
  • 新古品のレンジフード
  • 直径150mm×5mのダクトホース

 

換気システムの材料

新古品のレンジフード

吊り具一式

アルミのダクトホース

 

材料費をまとめておきます。

マルチアングル、アカギの吊り具、3分の寸切りボルトなどの吊り具関係はホームセンターで調達して約3000円でした。

新古品のレンジフードはヤフーオークションで購入して約15000円でした。

直径150mm×5mのダクトホースはヤフーショッピングで購入して約2000円でした。

 

レンジフードの取付け方法

レンジフードは加工室の天井から吊って固定する方法にしたので、まず初めにレンジフードにマルチアングルを取付けました。

 

レンジフードにマルチアングルを取付ける

レンジフードに穴を開ける

レンジフードにマルチアングルを取付ける

 

次に、マルチアングルに吊り具を取付けてレンジフード本体の取付け位置を決定させます。位置出しが出来たら吊り具を天井に固定していきます。

吊り具を固定するのは天井裏の骨組みがある部分です。この天井の骨組みにはC形チャンネルという鋼材を使用しているので、この部分にビス止めすればしっかり固定できるわけです。

 

天井に吊り具を固定する

マルチアングルに吊り具を仮固定

レンジフードの位置出しと固定

 

と言うことで、電動インパクトとドリルねじを使って吊り具を固定しました。

安定性は上々です。

 

レンジフードの取付け完了

レンジフードの取付け完了

 

排気ダクトの取付け方法

レンジフードの取付けが出来たら、最後は排気のダクトの取付けとなります。

このレンジフードの排気口の大きさは直径145mmなので150mmのダクトホースを取付けることにしました。

ダクトホースの固定ですが、レンジフードの取扱説明書によると「専用の金具を使用する」と書かれていましたが、今回は専用金具は使用せずにアルミテープのみで固定してみました。もし、抜けてしまうようなら何かしらの対策を使用と思います。

 

ダクトホースの取付け

ダクトホースをアルミテープで固定する

 

ダクトホースの排気は直接屋外に排気するのがベストですが、ガレージの壁に穴を開ける勇気がないので、加工室の隣の部屋にある換気扇付近にしました。

実際使用するときは、換気扇をONにした状態でレンジフードをONにして使用することになります。

 

ダクトホースの設置

ダクトホースの設置

 

これで一通りの作業は完了したので、試運転してみました。

レンジフードは弱と強の2段階ありますが、強はめちゃくちゃ吸うなって思いました。想像以上に吸います。

換気扇とのバランスも悪くなさそうで、レンジフードからの空気を吹き返すことなく排気出来ているようでした。

懸念事項を挙げるとすれば、排気は出来ても部屋に吸気する構造がないので、実際のところは思ったよりも排気ができない可能性もあります。この点は、今後使っていく中で改善しようと思います。

とりあえず、今回の作業は大満足です。

 

ポイントまとめ

それでは、溶接フュームと塗装ミストの排気について重要なポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • 溶接フュームと塗装ミストは有害なのでマスクと換気(排気)が必要
  • レンジフードをそのまま取付ければ排気システムができるのでおすすめです
  • 天井から吊る場合は、アカギの吊り具が種類豊富なのでおすすめです

 

以上3つのポイントです。

 

 

*アルミのダクトホースの購入はこちらから

 

*レンジフードの購入はこちらから

 

*アカギのねじ込T足の購入はこちらから

 

*アカギの吊用タンの購入はこちらから

 

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以上です。

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