マサダの油圧プレスを新品で購入しました。
使い勝手を良くするために、補強&キャスターを取付けて汎用品の打抜きと圧入の治具をそろえて作業しています。
記事の目次
マサダの油圧プレスをキャスター移動式にする
マサダの15トン油圧プレスの価格
マサダの15トンの油圧プレス「MHP15」を新品で購入しました。
本当は中古で安く入手したかったのでヤフーオークションで何か月も探して、入札して、、、、を繰り返していたのですが、全然落札できませんでした。
落札できなかった理由
-
中古の割に値段が高い
-
発送なしの引取りが多い
-
そもそも出品が少ない
と言うことで、なかなか条件にあう出品がありませんでした。近県ならトラックで引き取り行こうと思っていたのですが近県の出品がなく、発送OKの商品は相場よりも価格が高くなるし、全然無理でしたね。
ざっくりですが、発送ありの中古品のマサダ15トンプレスは落札価格85000円で送料が15000円以上って感じでした。
中古の油圧プレスの中でも、特に長崎の油圧プレスはプレスが左右に移動できるので人気が高いです、でも展示会でマサダの人に聞いたら「長崎の油圧プレスのプレスを左右に大きく移動させてプレスすると本体フレームが歪むことがあるので注意です、なのでマサダは移動しないタイプしか製造していません」とのことでした。使い易いのは長崎ですが安心できるのはマサダのようですね。
と言うことで結局、マサダの油圧プレスを新品で購入することにしました。
マサダの15トン油圧プレス
ヤフーショッピングでマサダの15トンの油圧プレス「MHP15」を購入しました。
購入価格
-
本体 129,800円
-
送料 16,335円
- 合計 146,135円
ヤバいです、想像以上に高かったです。
一番安いショップで購入したのですが、送料無料と書いてあったのに実際には送料がかかる仕組みで、なんだかんだで146,135円になってしまいました。
出典:ヤフーショッピング マサダ 油圧プレス 15TON MHP15
送料が確定していない場合は、送料が「送料無料」と表示されるようです。まったくのナゾの仕様ですが、買う前までは送料無料だと思っていたの大きな誤算でした。
仮に中古だったら送料込みで10万円くらいで購入できそうなので、新品は+46000円はかなりの痛手でした。
補強してキャスターを取付ける
油圧プレスは床にアンカー固定して使うのが一般的ですが、私はガレージで時々使う程度なので普段は片づけられるように移動式にしました。
移動式にする方法
- キャスター取付け部は補強溶接する
- ブレーキ付きの自在キャスターを取付ける
補強なしなくても大丈夫かもしれませんが、、、、床にベタ置きじゃないので足が曲がってしまうかもしれないと思い、廃材のアングルを溶接補強して左右をつなぎました。これなら足が曲がってしまうことは無いでしょう。
キャスターは「固定式」と「自在式」、「ブレーキ無し」と「ブレーキあり」の種類がありますが、どこでも自由に移動出来て使用中にプレス機が動いて事故やケガが起きないように「自在式のブレーキ付き」キャスターを4個使用しました。取付けは油圧プレス側にタップを立ててM8のボルトで固定してあります。
補強とキャスター取付け
補強してキャスターをつけたので油圧プレスの使い易さはバツグンになりましたが、ちょっとした不満が発生しました。
不満あります
-
キャスターの容量不足で移動するときが重たい
私が購入したのは「ワコーエアーキャスター(自在車ストッパー付)」の「許容荷重(N):600」です。
出典:ヤフーショッピング ワコー エアーキャスター(自在車ストッパー付)
1個当たりの許容荷重600Nなので、4個で2400N(244kgf)のキャスターですがちょっと役不足でした。
値段が一番安くて耐荷重が持ちそうなキャスターを選んだのですが頼りなかったです。
今回使用したキャスターよりも1.5倍か2倍の許容荷重のキャスターを選定したらよかったと思います。
打抜きと圧入の治具と保管方法
格安治具をそろえれば大抵の作用できます
油圧プレスを買っても打抜きと圧入作業には治具が必要ですが、本格的な専用品を購入しようとすると5万円以上したりするので困ってしまいますね。
私が使用している打抜きと圧入の治具
-
汎用品の治具セットを3種類購入
-
不要になったベアリングなども使う
油圧プレスを購入してから、ベアリング交換、ミッションO/H、ブッシュ交換などの作業をしてきましたが、汎用品の治具セットで何とか作業出来ています。
汎用の治具と不要のベアリングやカラー
ヤフーショッピングで購入したのは「ベアリングプーラーセット」「脱着圧入特殊工具セット」「油圧プレスアタッチメント」の3種類です。全部で28000円程度です、大抵の作業はコレでOKです。
後は、交換して不要になったベアリングのアウターレースやインナーレース、廃材のカラー、などの部材を捨てずに集めておくと、良い感じのサイズが無い場合に「コレいけるじゃん」って使える場合があるのでお勧めです。
因みにですが、「脱着圧入特殊工具セット」はねじの締付けで足回りのブッシュが抜ける治具なので本来はプレス用ではありません。でも、プレスで使用しても全然問題ない強度があるのでお勧めです。
治具はプレスに収納すると便利
油圧プレスの治具は重量があり持ち運びが面倒です、しかも使おうと思ったときにどこに片づけたのか分からなくなってしまうこともあるので、一目で分るような場所に片づけると良いです。
治具の片づける方法
-
油圧プレスと一緒に保管する
一番分かりやすくて片づけが簡単な方法は、油圧プレスと一緒に保管する方法です
油圧プレスと一緒に保管する
キャスターを取付ける時に、油圧プレスの足にアングルで補強していたので、アングルを利用して治具を保管できるようにしました。
アングルの上にジグソーでカットした複合版を敷いて、その上に治具をまとめて片づけるようになっています。
この保管方法はおすすめです。
ポイントまとめ
それでは、マサダの油圧プレスについて重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- 油圧プレスは中古だと引き取り限定だったり中古の割に高価です
- 新品で購入する場合は送料が高いので要注意です
- 自在式のブレーキ付きキャスターを取付けると使い勝手がバツグン
- 打抜きと圧入の治具は汎用品で十分です
以上4つのポイントです。
*ベアリングプーラーセットの購入はこちらから
*脱着圧入特殊工具セットの購入はこちらから
*油圧プレスアタッチメントの購入はこちらから
*マサダの15トンの油圧プレスの購入はこちらから
関連記事:【ガレージの設備】
以上です。