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【ガレージの設備】

パワーサプライを使って100V電源を12V電源にする方法【車の電装系のテスト用電源ユニット】

 

先日、仕事の知り合いが「使わないからあげる」と言ってオムロンのパワーサプライをくれました。

パワーサプライの品番

出典:オムロン スイッチング・パワーサプライ S8FS-G01512C

オムロンのパワーサプライ

 

パワーサプライとは電源の供給装置のことで、私が貰ったパワーサプライは家庭の交流100V電源から直流12V電源に変換するタイプでした。

実は以前から電装部品のテストをする用の電源が欲しいと思っていたので、このパワーサプライを使って電装系のテスト用電源ユニットをつくることにしました。

 

パワーサプライを使って100V電源を12V電源にする方法

パワーサプライで電装系のテスト用電源ユニットを作る

準備したのはこちら

  • プラBOX
  • 平型端子
  • 配線各種
  • グロメット
  • DINレール
  • ワニ口クリップ
  • 100Vコンセント
  • 12V用スイッチ

 

準備したもの

プラBOXの中にパワーサプライを入れます。パワーサプライの固定はDINレールと呼ばれる電気部品の固定に使用するレールを使います。12Vのスイッチは12V電源のON/OFF用です。

BOXとパワーサプライ

100Vのコンセントとケーブルは何かの機械についていたモノをしようしたました。予備にとっておいたんです

100Vのコンセントとケーブル

12Vの配線は自作しました。ワニ口クリップに配線をはんだ付けして、パワーサプライ側には丸端子を圧着しました。

ワニ口クリップと配線

 

どのように製作するかざっくりまとめると、プラBOXの中にパワーサプライを入れて、配線はプラBOXに穴を開けて通し、12V電源のON/OFFはプラBOXの蓋にスイッチを取付けて操作する、、ってかんじです。(プラBOXにパワーサプライを入れる理由は、感電防止と破損防止のためです。)

ちなみにですが、このプラBOXは中継BOXと呼ばる機械の配線をするときに使用するもので、以前、不要機械の部品取りした時にストックしていたものです。

 

製作方法の紹介

まず初めに、プラBOXに100Vと12Vの配線を通す穴を開けてグロメットを取付けます。

穴はホールソーであけて配線保護とホコリが入らないようにグロメット(ゴム製の蓋のようなもの)を取付けます。

 

BOXに穴を開けてグロメットをはめる

BOXに穴を開けてグロメットをはめる

 

次に、パワーサプライにDINレールを取付けて、BOXの中に固定します。

DINレールは電気部材を固定するときに使う汎用の材料です。必要な長さにカットし、レールの溝や長孔を使って固定します。

パワーサプライをDINレールにこていしたら、プラBOXにDINレールとパワーサプライを固定します。

 

パワーサプライの固定

パワーサプライの裏側にM4ボルトでDINレールを取付ける

パワーサプライにDINレールを取付ける

プラBOXの中にDINレールを取付けパワーサプライを固定する

BOXにパワーサプライを固定する

 

12VのスイッチはプラBOXの蓋に取付けました。

12mmのドリルで穴を開けて取付けます。スイッチの裏側は端子が飛び出しているので、パワーサプライ側と干渉しない位置を確認して取付けました。

 

スイッチを取付ける

12Vのスイッチの穴を開ける

蓋にスイッチの穴を開ける

12Vのスイッチを蓋に取付ける

蓋に12Vスイッチを取付ける

 

パワーサプライ側の段取りが出来たら配線関係を準備します。

12Vの配線の先端には、ワニ口クリップと呼ばれる挟んで通電させる部品を取付けます。

ワニ口クリップと配線の接続ははんだ付けとなるので、まずはゴムキャップを外してクリップをむき出しにします。次に、配線の被覆を向いてワニ口クリップの穴に電線を通し表側、裏側の両側にはんだ付けをします

 

ワニ口クリップをはんだ付けする

表側

ワニ口クリップに配線を半田付けする

裏側

ワニ口クリップに配線を半田付けする

 

12Vのスイッチの端子は平型なので、平型端子で接続です。

黒色の配線はパワーサプライの出力12V-で、ワニ口クリップ用とスイッチ用に2股にしています。赤色の配線はパワーサプライからの12V+とスイッチから出力する12V+が接続されています。

 

12Vスイッチの接続

12Vスイッチに平型端子で配線する

 

配線をパワーサプライに接続するときに、接続する場所を間違えないように確認しときます。

LとNとアースにはコンセントからの電源である交流100Vをつなぎ、+と-には直流12Vを接続します。逆に接続するとパワーサプライが破損するので要注意です。

接続には確実に接続できる丸端子を使用しました。

 

パワーサプライの端子の割り付け

パワーサプライの接続方法

 

ここまでできたら、準備したものを全て組立てます。

 

組立完了

配線を接続しました

パワーサプライの配線完了

完成です

100V電源接続

 

完成したので使ってみる

電装系のテスト用電源が完成したので、まずはテスターで測定します。

 

テスターで測定

100Vをテスターで測定する

12Vをテスターで測定する

 

電源は良さそうなので、12VのスイッチをONしてみます。

手元のテストできそうな電装品が無かったので検電器で確認してみました。

 

実際に使ってみる

12V電源の点灯テスト

 

スイッチのONのランプが点灯し、検電器も光っているので電源ユニットに問題はなさそうなので、これで完成となりなりました。

 

ポイントまとめ

それでは、電装系のテスト用電源ユニットについて重要なポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • パワーサプライを使えば交流100Vから直流12Vを出力できる
  • パワーサプライの端子台のLとNは100V、+と-には12Vの配線を接続する
  • パワーサプライはプラボックスの中に入れると安全です

 

以上3つのポイントです。

 

*パワーサプライの購入はこちらから

 

*12Vのスイッチの購入はこちらから

 

*ワニ口クリップの購入はこちらから

 

*ボックスの購入はこちらから

 

*平型端子の購入はこちらから

 

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以上です。

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