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【ガレージの設備】

防音BOXでコンプレッサーの騒音対策【石膏ボードと吸音スポンジでDIYする】

2022年7月20日

 

 

今回は「コンプレッサーの騒音対策は防音BOX」についての記事です。

コンプレッサーと聞くと「うるさい」ってイメージがありませんか?実際のところ確かにうるさいのですが、それでも最近のコンプレッサーは昔のコンプレッサーよりも静かになっていると言われています。

私のガレージのコンプレッサーの場合は、MAX84.4dBくらいあってやっぱりうるさめでした。ってことで、騒音対策のためにコンプレッサー専用の防音BOXを自作したのですが、結果「11.7dB」の低減となって、そこそこ静かになりました。

そこで今回の記事では、自作の防音BOXについて効果と作り方をまとめておこうと思います。

 

防音BOXでコンプレッサーの騒音対策

コンプレッサーはうるさい

コンプレッサーとは気体を圧縮する装置=圧縮機のことですが、一般的にコンプレッサーと言えば、圧縮空気を発生させる装置のことですよね。

私が使用しているコンプレッサーは、アネスト岩田の3馬力のコンプレッサーです。

 

出典:アネスト岩田 TPLシリーズ

 

使っているコンプレッサーのスペック

  • メーカー:アネスト岩田
  • 型式:TLP22EG-10
  • 定格出力:2.2kw(3馬力)
  • 制御圧力:0.8~1.0Mpa
  • タンク容量:75L
  • 電源:三相200V

 

コンプレッサーがあればインパクトをはじめとするエアー工具を使用することができるし、作業中になにかと便利なエアーブローをするために欠かせません。なので、プライベートでもコンプレッサーは絶対欲しいアイテムの一つと言えます。

コンプレッサーには電源の種類(100V/200V)、モーターの出力(馬力)などいろいろな種類がありますが、どのようなコンプレッサーでも共通して注意しておきたいことがあります。

 

コンプレッサーの注意しておきたいこと

  • コンプレッサーはうるさい

 

コンプレッサーの構造にはいろいろと種類があるのですが、安価で一般的なコンプレッサーと言えば、往復運動で圧縮空気を発生させる「レシプロコンプレッサー」です。レシプロコンプレッサー欠点として、動作中はめちゃくちゃうるさいってことがあります。

逆に、静かなコンプレッサーと言えば、スクリューコンプレッサーやスクロールコンプレッサーなどがありますが、非常に高価なので、個人で所有するのにはハードルが高いです。

 

レシプロコンプレッサーの音量は一般的に70dB前後と言われています。下記の資料で確認すると、相当うるさいことがわかります。中には80dBくらいの音で会話が全くできないコンプレッサーも結構あります。

出典:深谷市  騒音の大きさの目安

 

防音BOXの効果

コンプレッサーの騒音対策を考えると、こんな方法があります

  • コンプレッサーを防音BOXに入れる

 

防音BOXは「遮音」と「吸音」によって音を外に漏れるのを防ぐ、音が中に入ってくるのを防ぐ、効果があります。

コンプレッサーの防音ボックスは市販もされているのですが、値段が10万円以上するので現実的ではないです。と言うことで、私は自作で防音BOXを製作することにしました。

 

 

こんな感じの防音BOXで、正面は観音開きの扉にすることでコンプレッサーの出し入れも可能です。ちなみに、防音BOXの上には角パイプと木材の平板を使って作業テーブルにしました。これはスペースの有効活用です。

 

早速ですが防音BOXの効果をまとめておきます

  • 防音ボックスなしの音・・・MAX84.4dB
  • 防音ボックスありの音・・・MAX72.7dB

*iPhoneの騒音測定アプリ「Sound Level Analyzer」で測定

*測定位置はコンプレッサーから1m離れた地上70cmの高さで測定

 

 

「11.7dB」の低減、、、数字的にはかなり微妙な感じがしますが、実際に聞き比べてみると「そこそこ静かになった」って感じなので、DIYで作った防音BOXの割には満足度が高いです。

今後は、BOXの扉周りのすき間を徹底的に塞いで、より防音効果が高い素材を試してみたいと思います。

 

防音BOXの紹介

それではざっくりですが、防音BOXがどんなものか紹介します。

  • 骨組みは木材
  • 壁は12.5mmの石膏ボード2重貼り付け
  • 内側には吸音スポンジを貼っている
  • 熱気の換気のため換気口を上部に取付け

 

製作過程の写真はないので、完成した状態の写真を載せておきます。

 

防音BOXの全面に石膏ボードを2重で木材にビス留めしてあります。いろいろと調べてみると、石膏ボードには防音効果があり2重にして重量を増すと、より防音効果が高まるようです。

 

防音ボックスの骨組みは木材の角材を使い、内側には全面に吸音スポンジを貼り付けてあります。吸音スポンジの貼り付けには木工用ボンドを使っています。

 

コンプレサーは熱が発生するので、上部に吸音スポンジ付きの換気口を取付けました。もしかしたら、電動ファンの吸気と排気をつけて強制的に冷却するほうが良いかもしれません。

 

ポイントまとめ

それでは、コンプレッサーの防音BOXについて重要なポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • レシプロコンプレッサーの音量は一般的に70dB前後なので、結構うるさい
  • 防音BOXは自作でも効果はあるが、やり方次第で効果は変わると思われる
  • 石膏ボード2重と吸音スポンジの組合せで「11.7dB」の低減となる

 

以上3つのポイントです。

 

 

*吸音スポンジの購入はこちらか

 

*石膏ボードの購入はこちらから

 

*市販の防音ボックスの購入はこちらから

 

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以上です。

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