S2000の燃料タンクに燃料片寄り防止の対策部品を取付けましたので、取付け方法をまとめておきます。
記事の目次
S2000に燃料片寄り防止のバッフルを取付ける方法
燃料が偏ってガス欠症状がでる
S2000で鈴鹿サーキットを走っているのですが、ガス欠症状が出るので悩んでいました
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燃料が半分以下になるとガス欠症状になる
タイムを出すために燃料を少なくして走りたいのですが、燃料が半分以下になるとバックストレートでガス欠症状がでます。
なので、走行前は燃料を8分目まで入れるようにしていました。
出典:チューニング ガレージ オレンジボール FUELバッフルプレート
出典:CSO AP1燃料タンク偏り防止バッフル
S2000のガス欠は燃料が偏ってしまいポンプが空打ちするからですが、調べてみますとオレンジボールさんとCSOさんから燃料の偏り対策の部品が販売されていました。
どちらも同じ部品だと思いますが、燃料が偏らないようにバッフル(隔壁)を追加する部品のようです。
と言うことで早速購入して取付けることにしました
CSOのバッフルを購入
今回購入したのはCSOさんの「AP1燃料タンク偏り防止バッフル」と言う商品です。
AP1燃料タンク偏り防止バッフル
燃料ポンプを取外し、開口部の真下に見える隔壁エリアに被せて爪を折り曲げて固定するようです。
この作業はタンクに手を入れることになるので開口部で手を切る、またはバッフルで手を切る、ことがあるようなので、手を切りそうな部分はテープで保護し手袋着用したほうが良さそうです。
因みにですが、今回の作業は長袖とゴム手袋をして作業したのですが、手を切らずに30分で作業完了しました。
燃料タンクのバッフルの取付け方法
バッフルを取付けるためには燃料ポンプを取外す必要がありあます。
僕の場合はハードトップなのでハードトップを外せば燃料ポンプの蓋が丸見えとなりますが、ソフトトップの場合は助手席側かトランク側から潜って作業することになると思います。
燃料ポンプを取外す
燃料ポンプの配管を外す前に、給油口を開けて気化したガソリンの圧を抜いておいた方が良いです。圧を抜かずに配管を外すとガソリンが噴き出します。
燃料タンクのガソリンは抜いたほうが良いのですが、今回は燃料4目盛りの状態で作業が出来そうな感じだったので、抜かずにそのまま作業を進めました。
で、早速バッフルをタンクに入れようとしたのですが、、、、、普通には入りませんでした(笑
バッフルを入れるコツ
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折り曲げないように少し湾曲させながら入れる
先細の方から少し湾曲させながらゆっくり挿入しました。
あまり力を入れると曲がってしまうので慎重に進めます。
バッフルを入れる
バッフルを入れたら、燃料タンクにもともとある隔壁に被せるように配置して、隔壁に爪を折り曲げて固定しますが、この作業は結構難しいです。
開口部から手を入れてバッフルの位置を調整するのですが、バッフルの位置が「あっちにいったり」「こっちにいったり」するので安定しません。
バッフルの位置を調整するコツ
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手探りで位置が決まった部分から爪を入り曲げて決めていく
位置を探っていると「ココかな?」って部分に落ち着きます。この時に、位置がしっかり決まっている部分(自分で確信が持てる部分)の爪を折り曲げます。
これによってバッフルの位置が少しずつ制限されていくので最終的な固定がスムーズに進みます。
タンク内のバッフルのレイアウト
バッフルを固定する爪は10か所あるのですが、一か所だけ手が入りにくい部分があります。
エンジン側の右側です。この部分は画像にあるように僅かにすき間があるのですが、その部分に手を突っ込んで爪を折り曲げます。
無理やり感があるのでバッフルが多少湾曲しますが、慎重に行えば曲がってしまうことはありません。
10か所の爪を全部折り曲げたら、手でバッフルを上下左右に揺らしてみて固定されているか確認してください。
ポンプを取付けて試運転する
バッフルを取付けたら、燃料ポンプをばらしたときの逆の手順で復旧します。この時に、燃料ポンプの蓋に角度のマーキングがあると、簡単にハマります。
燃料ポンプの固定ボルトの締付けトルクは4N・mです。
締付けトルク
燃料ポンプを取付けたら蓋を締める前に、エンジンをかけて燃料の漏れがないか?確認します。
締付けトルク
漏れが無ければ蓋を締めて作業完了です。
あとはサーキットでテストするのみです。
ポイントまとめ
それでは今回の記事について重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- S2000のガス欠症状は燃料タンクにバッフルを入れることで改善する
- バッフルは燃料ポンプを取外して取付ける
- バッフルは爪を折り曲げて隔壁に固定する
- 作業が完了したら燃料漏れがないか?確認すること
以上4つのポイントです。
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以上です。