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【車のカスタマイズ】

ミヤコ自動車のキャリパー専用塗料をハケ塗りした結果【耐熱と対サビ】

2022年11月20日

 

ミヤコ自動車のディーアップコート

 

今回は「ミヤコ自動車のキャリパー専用塗料をハケ塗りした結果」についての記事です。

 

キャリパーをオーバーホールしたので、ミヤコ自動車のキャリパー専用塗装で塗装することにしました。

やり方は簡単で、ワイヤーブラシで清掃して刷毛塗りして完成です。

 

キャリパーの錆と汚れ

キャリパーのO/Hのついでに塗装

キャリパーのオーバーホールついでに塗装することにしました。

 

分解したキャリパー

S2000のフロントキャリパーです

分解したフロントのキャリパー

RX-8のリアキャリパーです

分解したリアキャリパー

 

今回オーバーホールするキャリパーはS2000のフロントキャリパーとRX-8のリアキャリパーです。

写真をご覧の通り、錆と汚れがかなり目立つ状態です。このままではせっかくオーバーホールしても台無しですよね。

と言うことで塗装しようと思ったのですが、実は以前「対サビペイント最強のPOR15」で塗装したことがあったのですが、サーキット走行を繰返していたら「剥がれてしまいました」

 

塗料があっていないと剥がれる

対サビペイントのPOR15はストリート、街乗りでは全く問題ないのですがサーキット走行を繰返すと、高温によって剥がれてしまうみたいです。私の場合は塗装後2年半後に、一番高温になるフロントキャリパーだけ剥がれました。塗料の剥がれ

 

対サビペイントのPOR15について下記の記事で紹介しています。

 

専用塗料のディーアップコート

と言うことで、今回はキャリパー専用の塗料で塗装することにしました。

 

キャリパー専用の塗料

  • ミヤコ自動車のディーアップコート

 

出典:ミヤコ自動車株式会社 ケミカル商品 ディーアップコート

ミヤコ自動車のキャリパー塗料

 

 

ディーアップコートの特徴

  • 色は10種類ある
  • 合成樹脂耐熱塗料
  • 耐熱、対サビの塗料
  • 耐熱温度 常時200℃
  • キャリパーの熱入れで完全硬化

 

対サビペイントのPOR15は耐熱温度が350度だったのですが、ディーアップコートは常時200℃です。数値だけ見ると不安がありますが、キャリパー専用と言うことを信じましょう。

完全硬化には熱入れが必要みたいで、塗装して12時間経っても柔らかく、長時間触っていると痕がついてしまいました。この辺りは、取扱いを慎重にするしかなさそうです。

 

ディーアップコートを塗装する

塗装の下準備

塗装の下準備として、ワイヤーブラシで磨きます。と言っても、ワイヤーブラシでは完璧に除去できないので、サンドブラストで処理したほうが確実です。

 

作業のポイントとまとめておきます

  • シリンダーは保護する
  • 磨いたら洗浄して脱脂する

 

シリンダーに傷が入ってしまうと、ブレーキフルードの漏れの原因になるので、マスキングやガムテープを貼って保護しておきます。

ワイヤーブラシで磨き終わったら、汚れを落として脱脂するためにしっかりと洗浄します。私は洗浄機があるのでアルカリ性の洗浄液を使って洗いましたが、なければパーツクリーナーでOKです。

 

キャリパーをワイヤーブラシで磨く

ワイヤーブラシで錆を落とします

キャリパーをワイヤーブラシで清掃する

磨いた結果

キャリパーの錆を落とした状態

アルカリ性の洗浄液で綺麗にします

アルカリ性の洗浄液

 

キャリパーを塗装する

キャリパーの塗装は塗料を使い分けました。

 

  • 外側はディーアップコートをハケ塗り
  • 内側は耐熱シルバーをスプレー塗装

 

キャリパーの内側にあたるシリンダー付近にはゴムシール用の溝があり、その溝は塗装後パッキンをはめ込むので塗料を厚く塗りたくなかったのでスプレー塗装としました。

スプレー塗装のの前準備として、マスキングや詰め物でシリンダー内を塗装しないように養生が必要です。

 

塗料

ディーアップコートと耐熱シルバー

キャリパーの塗料

 

ディーアップコートの「ゴールド色」を2回刷毛塗りしました。塗装の間隔は、自然乾燥12時間後に2回目塗装です。

 

塗装の過程

初めにスプレーをする。シリンダーは塗装しないので、マスキングと詰め物で対応します。

塗装の準備

キャリパーに耐熱シルバーを塗装

ディーアップコートをハケ塗りします。2回塗装の状態です。

キャリパーにディーアップコートを塗る

 

塗料の量についてですが、取扱説明書には「1缶100mlで1台分」とのことでしたが、実際につかったところ2回塗って半分余りました。

なので、今回のキャリパーサイズだと2台分の塗装が可能です。

 

完成したら取付け

塗料が乾燥して、パッキンやシールを組んでオーバーホール完了したら、車体に取付けて完成です。

 

キャリパーの取付け

キャリパーの取付け

 

どうでしょうか。かなりイイ感じですよね。あとは、実際に走行して、変色しないか?剥がれないか?を観察していこうと思います。

 

1年使用した結果報告

塗料はどうなったのか?

ココからは追記です。

あれから1年使用したので塗装がどうなったかまとめておきます。

 

キャリパーの使用状況

  • 使用期間1年
  • 街乗りとサーキットで使用

 

サーキットを走っているので1年で2回ブレーキパッドを交換しました。結構使い倒したと思います。

 

1年使用した状態

キャリパー塗料の1年後の状態

 

こんな状態です

  • 錆はありません
  • 変色はあります
  • 表面がボコボコしています
  • 塗料の剥がれはありません

 

サーキットでそうとう高温になっているので、塗料が変色したりボコボコした状態になったと思います。

ただ、錆や剥がれが無かったので優秀なんだと思います。*耐熱シルバーの部分は錆びがありました。

これからも愛用していこうかと思います。

 

ポイントまとめ

それでは、キャリパーの塗装について重要なポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • 対サビペイントのPOR15はサーキット走行で剥がれる
  • キャリパー専用塗料にはミヤコ自動車のディーアップコートがある
  • 塗装は簡単で、刷毛塗りを2回すれば綺麗にしあがります

 

以上3つのポイントです。

 

*今回使用した塗料のディーアップコートの購入はこちらから

 

*私が使用している洗浄液はKIKAIYAさんのです

 

関連記事:【日々の作業】

以上です。

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