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【ガレージの設備】

自作サイレンサーでマフラーの騒音対策【ペール缶と断熱材で作る】

2022年7月18日

 

 

今回は「自作サイレンサーでマフラーの騒音対策」についての記事です。

車のマフラーって社外品にすると結構うるさくなります。特に暖気している時なんてエンジンの回転数が高めになるので特にうるさいさですね。

近所迷惑を考えると、これって気を使うことだと思うのです。と言うことで、私の場合は自作サイレンサーをマフラーの出口につなげて騒音対策しているのですが、効果としては約10dBの低減となってかなりの低減になっています。

そこで今回の記事では、マフラーの騒音対策の一つの案として、私がつくったサイレンサーについて紹介しようと思います。

 

自作サイレンサーでマフラーの騒音対策

ガレージの騒音対策

夢のガレージを建てたものの、実はガレージの周囲は住宅に隣接していて「騒音」に気を使う必要がありました。

私の場合の騒音と言うのは「車のマフラー音」のことです。

車種はS2000で、排気システムは「CSOのサイレントスポーツマフラー」に「戸田レーシングのエキゾーストマニホールドと触媒ストレート」の組合せなので、爆音マフラーってわけではないのですが、そこそこうるさく、特に冷間の暖気は回転数高めになるので特にうるさいです。

通勤するときは朝早くに出るので、近隣に迷惑じゃないのか?苦情が来るのではないか?と気が気じゃないんです。

 

 

と言うことで、iPhoneの騒音測定アプリ「Sound Level Analyzer」でどのくらいの音量なのか測定してみたんです。

 

音量測定の結果はこちら

  • 冷間の暖気の平均音量・・・102.8dB
  • 温間の暖気の平均音量・・・95.9dB

*測定方法はガレージのシャッターを閉めて、マフラー出口から真横に500mm、地上1200mmの位置で測定しました。

*エンジンをかける前の平均音量は40.0dBでした。

 

 

102.8dB~95.9dB の音量がどのくらいうるさいのか、、、、それは下記の資料を見ればわかります。

会話はほとんど不可能できわめてうるさい状態で、地下鉄の構内とかカラオケの音ぐらいの騒音なんです。エンジンをかける前は40dBなので図書館くらいの騒音なので、とてつもなくうるさい状態ですね。いくらガレージの中のと言えども、シャッターを超え、フェンスを越え、隣の家の中に響いてしまうに違いないです。

 

出典:深谷市  騒音の大きさの目安

 

自作サイレンサーで対策してみた

このような騒音を少しでも低減するためにはどうすれば良いのか?

と言うことで、マフラーの騒音対策のために私がやったことはコレです

  • ペール缶で自作サイレンサーを作り、マフラー出口につなげた

 

確実なのは、純正マフラーをつなげる方法かもしれませんが、丁度手元にあったペール缶と断熱材を有効活用したかったので、今回はペール缶サイレンサーを自作してみました。

製作のために購入したのは①100mmのエルボ、②75mmのスパイラルダクト、③アルミフレキダクト、④100mm×75mmのレジューサー、で約3000円でした。それ以外の部材は持っていたモノを使用しました。

 

 

どのようなサイレンサーなのか、ざっくりまとめてみますと、こんな感じです。

  • ペール缶2個使用
  • 工業用に使用されるスパイラルダクトの外径100mmと75mmを使用
  • ペール缶内部は断熱材を詰め込んで、排気干渉するようにダクトをレイアウトしてある

 

作り方は記事の後半で紹介しますが、このサイレンサーを使うことで、「約10dB」の低減となりました。

 

 

サイレンサーありの音量測定の結果はこちら

  • 冷間の暖気の平均音量・・・102.8dB ⇒ 95.1dB(サイレンサーあり)
  • 温間の暖気の平均音量・・・95.9dB ⇒ 84.7dB(サイレンサーあり)

 

実際に聞き比べると雲泥の差でした。10dBって全然違うんですね。

でも正直な話し、もっと静かになると思っていたので少し残念でした。80dB以下にまで下げられれば、シャッター、フェンスを越えて隣の家に届くころにはかなり下がっているはずなので、よほどのことが無い限り苦情が来ることはないと思ったからです。もしかしたら、断熱材ではなく専用の消材を使用すればもっと音量が下がったのかもしれません。

この辺りは、今後改善の余地がありそうです。

 

サイレンサーの作り方紹介

それではサイレンサーの作り方を紹介しておきます。

 

まず初めに、マフラーの排気を取り込む下段のペール缶に穴を開けて、スパイラルダクトを取付けていきます。

 

下段のペール缶にスパイラルダクトを挿入して、断熱材をすき間なく詰め込みます。蓋には排気の通路となる穴を開けておきます。この穴から出た排気は上段のペール缶に流れていきます。

 

上段のペール缶の蓋にホールソーで穴を開けて、下段から流れてきた排気を受け入れる75mmのダクトを取付けます。すき間はコーキングでシーリングします。

 

上段ペール缶本体に底面にホールソーで穴を開けて、排気の出口ダクトを取付けます。

蓋と本体を合体させます。上段のペール缶には断熱材は詰めませんでした。下段と上段が完成したら、アルミテープで合体させて完成となります。

 

このような感じで自作サイレンサーを作ったわけです。ペール缶の蓋と下段と上段のペール缶合体部分などにはコーキングを使用していないので、何度でも分解可能となっています。

今後も、改良を加えてできるだけ騒音が低減できるようにしてきたいです。

 

ポイントまとめ

それでは、自作サイレンサーについて重要なポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • マフラーの音は騒音は苦情がくるかもしれないので対策した方がいい
  • ペール缶を2個使用した自作サイレンサーは10dBの低減になる

 

以上2つのポイントです。

 

*消音材の購入はこちらか

 

*スパイラルダクトの購入はこちらから

 

*ペール缶の購入はこちらか

 

*アルミテープの購入はこちらから

 

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以上です。

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