中古で購入した油圧リフターのシリンダーからオイルが漏れていたので交換しました。
油圧リフターのシリンダー交換の方法
油圧リフターの油漏れ
念願だった油圧リフターを購入しました。
油圧リフターのメーカーとして有名な東正車輌のゴールドリフター許容荷重450㎏です。
中古のゴールドリフター
油圧リフターは、自在に高さを変えられるので、重量物の作業や運搬に最適な台車です。
しかも、高さを変えられるから、簡易的な作業台としても使用できます。最高ですよね。
ところがです、使い始めて1年経った最近、とある問題が発生しました。
油圧リフターの問題
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油圧シリンダーからオイルが漏れている!!!
油圧シリンダーからオイル漏れ
ある日、リフター台車の真下の床にオイルが垂れているのを発見したんです。
で、よくよく確認してみると、シリンダーから若干にじみが発生していて、微妙に漏れていたのです。
しかもシリンダーのロッドには無数の縦キズがあるじゃないか!
これじゃ漏れるわけですね。そういえば、購入したときの状態がホコリだらけで汚れがかなり付着していたのを思い出しました。
なので、僕が購入する以前から漏れが起き始めていたんだと思います。
新品の油圧シリンダーの手配
世の中には様々な油圧シリンダーや油圧機器がありますが、大抵の場合はオーバーホールができるので、パッキンやガスケットなどの消耗品を交換すれば長く使い続けることができます。
ところが、今回の油圧シリンダーは溶接構造になっていて、どうやらオーバーホールできない。つまり、ASSY交換となる訳です。
そこで、東正車輌のホームページから油圧シリンダーのオーバーホール、交換について問い合わせてみたのです。
メーカーに問い合わせる時の情報
- 状況
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名称
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型式
- 製造番号
- 製造年月日
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シリアルナンバー
*型式やシリアルナンバーなど、何処に記載されているか分からない場合は、どこを確認すれば良いのか?メーカーが教えてくれます。
製造番号の確認
オイル漏れの東正車輌さんの解答
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弊社のリフターは油圧シリンダーASSY交換となる
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製造番号、製造年月日が不明な場合は対応不可能となる
では、油圧シリンダーはどうやって注文すれば良いのか?
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製造No、を教えるので、機械工具の商社や金物店(ホームセンター)で手配してください
と言うことでした。
で、知り合いの商社さんに見積りをお願いしたのですが、、、、
新品の油圧シリンダーASSYの値段
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4万円
バカ高くてビビりました
正直、使用するのに問題ない状態ではあったので、我慢するか!と思っていたのですが、、、
結局、数か月経ち我慢できなくなって購入することにしました。
油圧シリンダーの交換方法
油圧シリンダーは長納期だったので、手配してから届くまで1.5か月かかりました。
新品の油圧シリンダー
ということで、油圧シリンダーの交換のポイントをまとめておきます。
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リフター上昇端で盤木などで落下しない状態とする
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シリンダーの上下ボルトと油圧ホースを取外す
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新品の油圧シリンダーに油圧ホースを取付ける
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油圧シリンダーを出端まで出す
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リフターに油圧シリンダーを取付ける
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減った分だけ油圧オイルを補充する
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何度も上下させて、異常がない事を確認して完了
こんな感じで作業を進めます。
まず初めに行いことは、安全に作業するために必要なことです。
油圧シリンダーを取外したときに、リフターか下降して挟まれないように、上昇端で盤木を入れて落下防止をします。
盤木に当てたら、油圧ハンドルは緩めた状態のままにしておきます。
次に、上下のボルトを取外し油圧シリンダーを取外します。
油圧シリンダーを取外したら、油圧ホースを取外します。
新品の油圧シリンダーを下側のボルトのみで固定し、油圧ホースを接続する。
ペダルを踏んで、上側の固定の穴位置が合うように、シリンダーを出してボルト固定する。
中古のシリンダーを縮めて、出てきたオイルの量を補充する。目安でOKです。
油圧オイルの補充をします。補充をしたら、何度も昇降させて異常がないか確認したら作業完了です。
今回使用した油圧オイルは、エーゼットさんのジャッキオイル(粘度VG32)です。
こんな感じでシリンダー交換行いました、意外と簡単だったので20分で作業完了でした。
ポイントまとめ
それでは、油圧リフターのシリンダー交換方法について重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- 新品の油圧シリンダーは、メーカーに問い合わせて型番を教えてもらう
- 手配は、機械工具の商社や金物店(ホームセンター)で手配する
- 交換作業は危険なので、リフターが下降しない対策をすること
- 油圧オイルは補充すること
以上4つのポイントです。
*今回使用した油圧オイルの購入はこちらから
*油圧リフターの購入はこちらから
関連記事:【ガレージの設備】
以上です。