先日ガレージの作業エリアに窓用の換気扇を取付けました。取付けには窓のサッシが使えなかったので台座を製作して取り付けました。
記事の目次
筋交いが邪魔でサッシが使えない窓に換気扇を取付ける
筋交いが邪魔でサッシが使えない窓
私のガレージの加工エリアには換気扇がないので、前々から換気扇を取付けたいと思っていました。
取付けようと思っていたのは、東芝の吸排気の切り替えができる窓用の換気扇です。この換気扇はヒモを1回引っ張ると排気、2回引っ張ると吸気、3回引っ張ると停止、となる換気扇です。
そもそもは、壁用の換気扇をガレージの壁に穴を開けて取付ける方法も考えましたが、壁には石膏ボードと断熱材が貼ってあるし、防水も心配だったので窓に取付けようと思ったのです。
*取付けようと思っていたのは東芝のVRW-25X2です。排気専用よりも高価ですが吸排気が出来た方が便利です。
出典:東芝キヤリア株式会社 換気扇カタログ VRW-25X2
ところが一つ問題がありました。それは、換気扇の取付けには窓のサッシに部品を取付ける必要があったのですが、ガレージの窓には建物の筋交い(ブレス)があり、筋交いが邪魔でサッシに部品が取付けができないのです。
いろいろと考えたのですが、最終的にはサッシの代わりとなる取付けの台座を作って取付けることにしたのです。*詳しくは記事の後半で紹介します。
窓の筋交い
吸排気の換気扇を取付けた
取付けの過程は記事の後半で紹介するとして、窓用の換気扇を取付けが完了した状態を紹介します。
吸排気の換気扇を取付けた
正面から
横から
窓の外、正面から
窓の外、横から
窓の外、横から
こんな感じです。
換気扇の背面を筋交いに当てた位置で極力窓側に寄せるようにして取り付けましたが、やはり窓のサッシの直接取付けができない分、窓との距離がどうしても離れてしまいすき間が出来てしまうのですが、そこはアルミ複合板を使い塞ぎました。
ただ、取付けが出来て満足なのですが、このやり方には欠点が2つあります。
1つ目は、窓の外からゴミや虫が換気扇と窓との空間に入ってしまうこと。2つ目は雨が入ってくること。
ゴミや虫に関してはすき間を塞いでいるので、ゴミや虫が室内まで入ってくることはそうそうないと思うので、定期的に清掃するしかないです。
雨に関しては、防ぎようがないので雨の日は使用禁止にするしかなさそうです。
換気扇を取付ける方法
取付け台座を製作する
サッシが使えないので、筋交いを交わした位置に換気扇の取付け台座を取付けます。
取付け台座に使用した材料はマルチアングルと呼ばれる配管やダクトを固定するときに使用するサポート材です。たまたまガレージにストックしていたので使用したのですが、L型のブラケットならどのような材料でもOKです。
そもそもサッシはアルミ材で厚さも薄いので、強度はそれほど必要ないです。
取付け台座を製作
*切断に使用したのは新ダイワのバンドソーです。詳しくは下記の記事で紹介しています。
製作した台座はこんな感じです。
換気扇の横幅長さと同じ長さでマルチアングルを切断して、換気扇を差し込む部分を短く切断しました。最終的には艶消しブラックに塗装して使用しました。
製作した台座
換気扇取付ける
台座が製作できたら、台座を取付ける位置を決めます。
まず初めに、換気扇の枠の位置を決めます。今回は換気扇の背面を筋交い当てた位置にするので、その位置をメジャーで測定、またはシャーペンで罫書きます。
次に、製作した台座の位置を確定させます。窓のサッシから測定して平行に取付けます。
位置を決める
換気扇の枠の位置
台座の位置
台座の取付け位置の下地は木材の部分だったので、木ねじと平ワッシャーを使い3か所固定にしました。
台座の取付け
ここまでくれば、後はこの台座に換気扇を取付けるだけです。
台座に換気扇を取付ける
すき間を塞ぐ
換気扇と窓には大きなすき間があるので、すき間を塞ぐ必要があります。
壁側とのすき間は換気扇の付属のスポンジで塞ぎ、窓との大きなすき間はアルミ複合板で塞ぎました。
アルミ複合板はホームセンターで売っている板で、樹脂を薄いアルミ伯で覆っている軽量で強度があり加工がしやすい材料です。
換気扇のすき間
アルミ複合板ですき間を塞ぐ板を製作する
製作した板
製作した板は樹脂用の両面テープで換気扇に張り付け固定しました。
板と筋交い、サッシとの小さなすき間は小さくカットしたアルミ複合板を両面テープで張り付けて塞いであります。
換気扇のすき間
ポイントまとめ
それでは、窓用の換気扇の取付けについて重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- サッシが使えない場合はL型の材料で台座を製作する
- すき間はスポンジと板で塞ぐ
以上2つのポイントです。
*今回取付けた東芝の吸排気換気扇の購入はこちらから
*アルミ複合板の購入はこちらから
*樹脂用の両面テープの購入はこちらから
関連記事:【ガレージのカスタマイズ】
以上です。