先日ですが、ガレージの作業スペースで冷房暖房が使えるように、ビニールシートで作ったカーテンで間仕切りをしました。
簡単にできたのですが、想像以上に満足度が高かったので今回の記事で紹介しようと思います。
ビニールカーテンで作業スペースを区画する
作業スペースとガレージの境目の問題
私のガレージは荷物置き場のロフトの下に、石膏ボードで壁を作り作業スペースにしています。その作業スペースの出入口には扉はなく、開放された状態だったのですが、半年くらい経ちいくつか不満が湧いてきました。
作業スペースの不満
-
冷房暖房が効かない
-
粉塵が作業スペースの外に舞う
作業スペースのレイアウト
作業スペースの部屋を作る前の写真です
ざっくりですが、ガレージを真上から見たときのレイアウトです。
ガレージは12m×9mのカクイチの「HHHー4045」なのですが、空間がかなり広いので冷房暖房はききません。そのため、作業スペースで冷房暖房を効かせようと思ったのですが、石膏ボードの壁はあるものの出入口が解放されているので、このままでは無理がありました。
それ以外にも、作業スペースから出る粉塵がガレージ全体に舞ってしまい、掃除が大変な不満もありました。
と言うことで、出入口を何としかしたいと思ったのですが、扉を作る予算がなく安上がりに対策しようと思った結果、ビニールカーテンで間仕切ることにしたんです。
ビニールカーテンの間仕切りの効果
早速ですが、ビニールカーテンで作業スペースの出入口を間仕切りした状態を紹介します。
ビニールカーテンはホームセンターで透明のビニールシートを買ってきて、ハトメをつけてカーテンにしています。
ビニールカーテンの間仕切り
こんな感じで、出入口を間仕切ったのですが、安くて短時間で施工した割にかなりの満足度でした。
満足ポイント
-
粉塵の飛散は皆無
-
作業の音が外に漏れにくくなった
-
冬の場合、間仕切るだけで温度が1度暖かい
当然ですが粉塵が作業スペースの外に飛散することは無くなりました。それよりも予想外だったのは、作業の騒音がカーテンの間仕切りだけで低下したと言うことです。これは体感なので言葉で説明するのが難しいのですが、今までは「あっコンプレッサー動いてるな」って気が付いたのですが、間仕切りしたら「たぶん、コンプレッサーうごいてるな」って感じになったんです。これはご近所さんの騒音対策にも効果ありです。
そして、最大の目的だった冷房暖房ですが、とりあえず冷房も暖房も効かさずにカーテンで間仕切っただけの温度差を測定してみました。
冷暖房なしの温度の違い
-
ガレージ全体の気温4.1度
-
作業スペースの気温5.3度
*測定季節は12月で外は雪が降っていました。
間仕切り後の温度差
約1度ですが作業スペースの方が温度が高い結果でした。実際に作業スペースに入ってみると「なんかちょっと暖かい」って感じで体感できました。
次に、石油ファンヒーターを使用したときの温度差を測定してみました。
暖房ありの温度の違い
-
ガレージ全体の気温9.7度
-
作業スペースの気温14.1度
間仕切り後の温度差
これは空気の流れを遮断できている証拠ですよね。暖房の効きはOKなので、夏になったら冷房の効きもテストしようと思います。
使用した材料とカーテンの施工方法
それでは今回のビニールカーテンの間仕切りに使った材料を紹介します。
使用した材料はコレ
-
ハトメ
-
チェーン
-
S字フック
-
両面テープ
-
梱包用のテープ
-
カーテンレール
-
ビニールシート
- 石膏ボードアンカー
この中でダイソー(100均)で購入したのは「Sフック」、ビバホーム(ホームセンター)で購入したのは「ハトメ」「チェーン」「両面テープ」「梱包用のテープ」「ビニールシート」「石膏ボードアンカー」、ヤフーショッピング(ネット)で購入したのは「カーテンレール」で商品名は「大型レール 軽量 間仕切り アルミ製 2m GT25」というやつで2本買いました。
トータルの材料費は約2万円でした。
ビニールカーテンの施工
ビニールカーテンの上側
カーテンレールとS字フックの取付け
ビニールカーテンの下側
カーテンの貼り付けと重ね具合
まず初めに、ホームセンターで透明なビニールシートを2枚、切り売りで購入してハトメを付けてビニールカーテンを作ります。ハトメは強く引っ張るとビニールが千切れてしまうので梱包用の透明テープを貼って補強してからハトメをカシメました。そもそもなぜビニールシートが2枚必要かと言いますと、1枚だと端っこから開閉することになって出入りが面倒になるからで、2枚にすることで真ん中で出入りできるようにしました。と、ここでポイントなんですが、密閉性を高めるために2枚のビニールを30センチくらい重ねて閉じるようにしています。こうするとすき間が少なくなるのでお勧めです。
ビニールカーテンが出来たらカーテンレールを2本取付けます。天井の石膏ボードに石膏アンカーを打ちカーテンレールを取付けました。
カーテンレールがついたら、ビニールカーテンにS字フックを取付けてカーテンレールに掛けていきます。S字フックが開いている部分は最終的にはプライヤーで潰して極力閉じておきます。こうすることで、カーテンを開閉したときにSフックが外れてしまうことがありません。
ビニールカーテンが取り付いたら、カーテンの下側のビニールがたるんでいる部分にチェーンを取付けてきます。チェーンをカーテンの中に閉じ込める感じにしたいので、ビニールを折り返して両面テープでビニール同士を引っ付けてチェーンを閉じ込めます。チェーンがないとビニールと地面にすき間が出来てしまいますが、チェーンを取付けることで重りになって地面とのすき間が無くなります。
ここまで出来たらビニールカーテンの端の壁側のすき間を両面テープで塞げば作業完了です。
ポイントまとめ
それでは、ビニールカーテンについて重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- 安くて簡単に間仕切るにはビニールカーテンがおすすめ
- 間仕切ると温度、粉塵、騒音、の対策に効果がある
- カーテンの下にはチェーンを取付けるとすき間がなくなる
- カーテンレール以外の材料は100均やホームセンターで揃う
以上4つのポイントです。
*今回使用したカーテンレールの購入はこちらから
関連記事:【ガレージのカスタマイズ】
以上です。