今回は「ガレージの床をユータックRで塗装する」についての記事です。
ガレージや工場を建ててよく聞く話しに「初めに塗装しておけばよかった、、、」があります。塗装してなくて後悔する人が多いみたいですね。
私の場合は、「見た目」をカッコよく、「汚れ」が付着しにくく掃除がしやすく、するために初めから塗装することに決めていました。で、実際に塗装をしてみた感想ですが、、、「絶対塗装したほうがいい」ってことです。
記事の目次
ガレージの床をユータックRで塗装する
ガレージの床に最適な塗料を2つ紹介
ガレージの床塗料は耐ガソリン、耐油性があって、高荷重にも強い塗料が向いているので、ウレタンかエポキシの塗料が最適です。
どんな塗料があるのか調べてみたところ、3つの候補が上がりました。
お手頃なガレージの床に最適な塗料はこちら
- 日本特殊塗料 ユータックR
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日本ペイント クリンカラーEベスト
- 染めQテクノロジィ 床塗装シリーズ
価格帯も性能も大体同じで、整備工場、ガレージに使用できる塗料です。
ユータックRはポリウレタン樹脂の2液タイプ、クリンカラーEベストはエポキシ樹脂の2液タイプ、染Qの塗料はエポキシ樹脂の2液タイプで、唯一下塗りのプライマーが不要なタイプです。
出典:日本特殊塗料 ユータックR
出典:日本ペイント クリンカラーEベスト
出典:染めQテクノロジィ 床塗装シリーズ
この中で、私が選んだのは日本特殊塗料のユータックRです。
決め手は「価格」です。ガレージの床面積は108㎡でかなり広いので、相当な量が必要となるのですが、計算したところ一番お値打ちだったのがユータックRでした。
因みにですが、日本ペイントのクリンカラーEベストは、お世話になっている車屋さんのピットに使用しているのですが、かなり強い印象です。5年経過しているのですが、剥がれや摩耗は特に感じません。
染めQテクノロジィの床塗装シリーズの塗料は、DIYで個人で使用している方が多く、検索するとかなり出てきます。本当は、価格さえ安ければ使う予定の塗料でした。
ユータックRの塗料の量と塗装面積
塗料を薄めるのには、専用のシンナーを使用します。
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ユータックRシンナー 4L
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ユータックR シンナー 14L
塗装前には密着性を高める専用プライマーを使用します。
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4kgセット 1回塗り面積=25㎡
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16kgセット 1回塗り面積=100㎡
ユータックRは18Kgと6Kgの2種類があります。
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6kgセット 1回塗り面積=40㎡
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18kgセット 1回塗り面積=120㎡
私のガレージはカクイチガレージの広スペースハウスの「HHHー4045」というガレージで、床面積は108㎡になります。なので、塗料は足りなくなっても困るので余裕を見て多めに買いました。
私が購入したのはこちらです。
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専用の薄めシンナー4L × 1個
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プライマーは16kgセット × 1個
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塗料は18kgセット × 2個
で、塗装してみた結果はこんな感じでした。
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プライマーの量は丁度良かった
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塗料は厚めに塗っても余った
床面積108㎡に対して、塗料18kgは多かったですね。下記の写真は1度塗って余った量です。
色の種類
ユータックRの色の種類は19種あります。
出典:日本特殊塗料 ユータックR
ガレージや整備工場で一般的な色は、グリーン系、グレー系、ですよね。私もかなり迷ったんです。一般的な色はつまらないですし、とは言っても派手過ぎても落ち着かないし、、、
そこで私が選んだ色はコレです
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U-82
実際に塗ってみた感じはこちら、、
やっぱり、色見本とはちょっと違いますね。でも、自分的には結構気に入ってます。
塗装の養生
塗装をしたくない部分には養生をしました。
使用した養生はこちらです。
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養生テープ
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マスカーテープ
下の画像の右側がマスカーテープで、左側が養生テープです。本当は、全部マスカーテープで養生しようとしたのですが、途中で足りなくなってしまい、手元にあった養生テープで養生したわけです。
結果を言いますと、どちらでも問題ありませんでした。だた、マスカーテープの方が粘着が弱いので、塗装していないコンクリートには弱いです。なので、一部剥がれてしまっていたところもありました。
もしキッチリマスキングするのなら、養生する面をエアーブローをしてチリ、粉を完全に飛ばしたほうが良いですね。
塗装前の予備知識
塗装の予備知識を紹介しておきます。
コンクリートに塗装する時期
コンクリートへの塗装は、コンクリートが固まったら直ぐにできるわけではないので注意です。
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コンクリートを打ってから1か月以上乾燥させたから塗装すること
コンクリートの水分が乾燥するのにはもの凄く時間がかかるようです。なので、固まったからと言って直ぐに塗装すると、コンクリート内部から水分が蒸発してきて、塗装が剥がれやすくなるようです。
私の場合は、6週間ガレージに出入りもせずにしっかり乾燥させてから、塗装しました。
一斗缶の開け方
普通は一斗缶の口を外して、容器に開けて使用すると思うのですが、一度に全部使用する場合は一斗缶の上面をカットして全面開放したほうが使いやすいです。
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一斗缶の上面はスクレーパーでカットする
こんな感じで、ザクザク切込みを入れると、上面をカットすることができるので、一斗缶を塗装の容器をしてそのまま使用できるのでお勧めです。
カットするとこんな感じです。プライマーや塗料は満タンに入っていないので、この状態に硬化剤とシンナーを入れることが出来ます
プライマーに硬化剤を全部入れた状態です。丁度いい感じなります。
塗料のかき混ぜ方法
塗料は念入りにかき混ぜないと、硬化不良と色むらの失敗になります。
私がおこなったかき混ぜ方法はこちらです。
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一斗缶をひっくり返して揺らす
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ペイントミキサーとドリルを使用して2分くらいかき混ぜる
まず初めに、一斗缶を開ける前に逆さまにして、1分くらい左右に揺らして沈殿している塗料を混ぜます。
次に一斗缶を開けてかき混ぜ棒とドリルを使用して、①塗料だけでかき混ぜる、②硬化剤を混ぜてかき混ぜる、③シンナーを入れてかき混ぜる、と言った具合に念入りにかき混ぜます。
私は市販品のかき混ぜ棒を買うのを忘れていいたので、端材の丸棒に番線をくくり付けて丸棒をコードレスドリルに取付けてかき混ぜました。
本当は、こちらのペイントミキサーと呼ばれる商品を使用したほうが良いです。
塗装方法の解説
プライマー
まず初めに、プライマーを塗装します。
塗装注意点はこちらです
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塗装面の角から塗装をする
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広い平面はローラーを使用する
塗装面の角は刷毛じゃないと塗装ができないので、一番初めに行っておきます。
角の刷毛塗りが完了したら、ローラーを使って効率よく塗装していきます。ローラーは効率が良いだけでなく、ムラにもなりにくいのでお勧めです。
と、ここで塗料の持ち運び、移動方法についてお勧めの方法があるので紹介しておきます。
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台車に塗料をのせて、塗装の進行と同時に台車を移動させながら塗装する
これ、マジで楽です。ただ、あまり調子乗ると台車を横転させて塗料をぶちまけてしまう可能性もあるので、慎重に運搬しましょう。
因みに、全面の塗装時間は一人でやって2時間でした。
塗装1回目
プライマーを塗装して、24時間あけてから色を塗装しました。
塗装の方法はプライマーの塗装方法と同じで、塗料を混ぜて、塗装面の角を刷毛で塗った後にローラーで塗りました。
塗装2回目
色の塗装2回目は12時間あけてから行いました。
2回目の塗装では、塗装面の角の刷毛塗りはしませんでした。
正直、画像の見た目では1回目と2回目の質感は同じように感じますが、実際にはかなりイイ感じに仕上がっています。
塗料の厚み、光沢がしっかり出ていますし、ムラもほとんどありませんでした。
で、最終的にガレージに車を入れたのは、この塗装が終わって5日後にしました。しっかり硬化させるために多めに時間をとったわけです。
ポイントまとめ
それでは、ガレージの床の塗装について重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- コンクリートは1か月以上乾燥させたから塗装すること
- 一斗缶の上面はスクレーパーでカットできます
- 塗料は念入りにかき混ぜること
- 塗装面の角は刷毛で、広い面はローラーで塗装する
以上4つのポイントです。
*ユータックRの購入はこちら
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*ユータックECプライマー
*養生に必要なアイテムの購入はこちら
*ペイントミキサーの購入はこちらから
*塗装にはローラーがおすすめです。私は長さ225mmを使用しました
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以上です。