今回は「YKKの目隠しフェンスを見積りする」についての記事です。
土地の境目にはブロックを積んだり、コンクリートで擁壁を作ってフェンスを建てるのが一般的です。
フェンスには様々な種類があるのですが、それ以上に重要なことは「どこの会社に施工してもらうのか?」ではないでしょうか?
でもそうは言っても、どうやって施工業者を選べばよいのか?分からない人もいることでしょう。
そこで今回の記事では、フェンスの施工業者選びで迷っている人に向けて、私が実際にフェンスを建てるにあたって行ったことや、2社で見積りをとった結果がどうだったのか?についてまとめておこうと思います。
記事の目次
背の高い目隠しフェンスを見積りする
ガレージのフェンスを再検討
ガレージの騒音対策として【防音フェンス】を検討してみたのですが、諦めるしかありませんでした。
*詳しくは下記の記事をご覧ください。
と言うことで、防音フェンスが施工できなくなってしまったのですが、だからと言って現状のままでは「どうしようもない」ので予定変更することにしました。
まずはもともとの土地の周囲にある擁壁とフェンスをご覧ください。
このようなコンクリートの擁壁とメッシュフェンスが取付てありました。
全体のレイアウトは下記のイメージ図をご覧ください
この状態から、再検討してこんなフェンスにすることにしました。
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目隠しフェンス
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背の高いタイプ
ガレージだとシャッターを開ければ、中が丸見えになってしまいますし、チリホコリなどのゴミが隣の敷地まで飛散してしまうこともあるし、背の高いフェンスにすることで少しでも騒音が低減できればと思ったのです。
で、さらに言いますと土地の出入口が変更になるので、「擁壁とメッシュフェンスの撤去」と「新しい位置に擁壁と目隠しフェンスの設置」の工事も必要でした。
イメージした背の高い目隠しフェンスとはこんな感じのフェンスです。このフェンスは最大1600mmの高さがあります。
出典:YKK AP シンプレオ シリーズ/フェンス 5F
施工業者2社に見積り依頼
フェンスを取付けるにあたって、2社に見積りをお願いしました。
見積りをお願いした会社さん
どちらもインターネットで検索して見つけた業者さんで、HPからメールで問い合わせて1週間以内に実際にフェンスを取付ける現場(土地)で打合せをしました。
打合せ(見積り依頼)の内訳はこうです。
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擁壁の撤去と擁壁の新規設置
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既存のメッシュフェンスを全て撤去
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フェンスの種類は【YKK AP シンプレオ シリーズ/フェンス 5F】
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半分は背の高い目隠しフェンスで残りの半分は標準高さの目隠しフェンス
結論から言いますと、私が発注を決めた施工業者はこちらです
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エクスショップ・・・理由は施工方法が信用できると思ったから
今回私がエクスショップに決めた理由は、金額でも担当者でもなく【施工方法】に注目した結果でした。
何を優先してどこの施工業者に依頼するのか?は人それぞれだと思うので、私が体験した「問合せ、現場調査、見積り」の2社の対応を次項にまとめてみるので、参考にしてください。
施工業者の対応はどうだったのか
メール対応
メール対応はどうだったかと言いますとこんな感じです。
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エクスショップ・・・2日以内にメール&電話で連絡
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中京ガーデン・・・2日以内にメールで連絡
どちらも対応に問題ありませんでした。現場打合せの日程調整は親切に何度も確認してもらいました。強いて言うなら、エクスショップさんは電話での連絡もありましたが、中京ガーデンさんは無かったです。違いはそれくらいで、対応に差はありませんでした。
現場の打合せ
現場打合せには来た人に違いがありました。
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エクスショップ・・・現場打合せは下請け業者さん(職人さん)がきた
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中京ガーデン・・・現場打合せは社員の方がきた
どちらが良いと言うことはありませんが、エクスショップも中京ガーデンも「できる、できない」の判断は明確でしたし、お互いの工事内容はしっかり説明してくれました。
ただ、両者とも経験が長いせいなのか【フェンスの提案】がほとんどありませんでした。おそらく、私の要望に対して「その条件にはこのフェンス」ってのが自分では分かっているので、自分だけ納得して提案したりフェンスの種類を説明することが完全に抜けているのでしょう。正直これは両者とも残念でした。
ただここで、両者の判断が大きく分かれたことがありました。それは【目隠しフェンス】の施工方法についてです。
判断が分かれた意見はこうです
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エクスショップ・・・既存の擁壁にアンカーボルトを立てて、そこにブロックを積んで施工する
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中京ガーデン・・・既存の擁壁にブロックを積んでも強度が出来なので、擁壁をコア抜きして施工する
フェンスが倒れれば私の損害だけでなく第三者に危害が加わるかもしれないので、施工方法はとても重要なことです。
私はもともとあるコンクリートの擁壁にフェンスを建てる希望だったのですが、その擁壁にアンカー固定でブロックを積むのか?擁壁にコア抜きしてフェンスの柱を差し込んで施工するのか?この2つの判断は私がどちらの施工業者を選ぶのか?の判断基準にもなりました。
下記の写真は現状の擁壁です。もともとの擁壁にコア抜きでメッシュフェンスが施工されていますが、全体がひび割れしています。
これを見る限りでは、擁壁にコア抜きで施工する方法は大変危険に感じます。この件に関してインターネットで調べたところ、コア抜き施工の条件として擁壁の端面の厚さが50mm以上必要でした。つまり、私の土地の擁壁はコア抜きした端面の厚さが10mm程度しかなく、そのため強度がなくクラックが入ってしまったのでした。
そうなると、今回の擁壁は厚さがないのでコア抜き施工は無理なのでアンカー固定でブロックを積重ねてブロックの穴にフェンスを施工するほうが良さそうです。ただ、アンカー固定は現状の擁壁強度に関係するので絶対大丈夫とは言い切れない部分があります。
見積り金額
見積り金額はこんな感じでした
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見積り金額は2社とも約200万円だった
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見積りの内訳は中京ガーデンの方が細かく記載されていて明瞭だった
フェンスの施工の相場ってのは大体決まっているようで、両社の金額差は殆どありませんでした。
がしかし、私はエクスショップに一か八かこんなことを言ってみました。
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他社さんにも見積りとったのですが、同じぐらいの金額でした。何とかなりませんか?
*中京ガーデンには値引き交渉はしていません。
その結果どうなったかと言いますと、、、
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13万円値引きしてくれた
どうでしょうか?言ってみるもんですね。
施工方法も私が納得できる方法ですし、価格も安いとなればエクスショップ一択でしょう。
エクスショップの悪いところ
ここまでの話しで、フェンスの施工をエクスショップに発注を決めことを説明してきましたが、実はエクスショップの担当者とやり取りしていて「これは良くない対応だな~」って思ったことがあったのでまとめておきます。
エクスショップの悪いところはコレ
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エクスショップの担当者はフェンスの施工方法が分かっていない
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施工業者に確認しなければならない問合せをすると、返答に4日くらいかかる
フェンスの施工について現場打合せを行ったときに、エクスショップの場合は下請け業者さんが来ました。
つまり、エクスショップは元請けだけど、ある意味仲介業者なので詳しい施工方法は下請け業者に確認しないと返答ができないのです。しかも、それには4日もかかるのです。正直これでは不信感を抱くお客さんもいるでしょうね。
その点、中京ガーデンの場合は現場打合せに中京ガーデンの社員の方が来たので、施工方法に関して問い合わせたときに「答えられない」ってことはありませんでした。
なので、正直なところ施工方法が納得できていたら担当者も信頼できる中京ガーデンを選んでいたかもしれません。
フェンスの施工業者選びのポイントまとめ
それでは、フェンスの施工業者選びについて重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- 施工業者は色々あるので、数社で見積りをとる
- 見積り金額は大体同じ感じになる
- 施工方法は、業者によって差がある
- 発注業者は、見積り金額、施工方法、担当者の信頼度、などで選ぶ
以上4つのポイントです。参考にしてください
*目隠しフェンスの購入はこちらか
関連記事:【ガレージ建設】
以上です。