電動カンナ
私は電動カンナを使ってタイヤを削っているのですが、4セットほど削ると刃が摩耗してしまうので定期的に交換しています。
刃が摩耗してしまう原因は、タイヤを削ることよりも、タイヤに引っ付ている石を巻き込むことで発生する「欠け」と「変摩耗」が大きな要因と思われます。
電動カンナの刃の交換と調整方法
刃の交換ポイントまとめ
リョービの電動カンナ【ML-83S】の刃の交換にはいくつかポイントがあるのでまとめておきます。
刃の交換ポイント
- 刃は2枚交換する
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刃の固定ボルトはめちゃ硬い
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刃は両面タイプなので2回使える
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刃は横からスライドさせて交換する
- 刃を交換したら、刃の出シロを調整する
以上5項目が分かっていれば、後は何とかなります。
カンナの刃
ホルダーのねじを緩める
まず初めに、電動カンナの電源をOFFにしておきます。コンセントの場合はコンセントから抜いておきます、バッテリー式の場合はバッテリーを抜いておきます。交換中に回転したら指が亡くなってしまうので要注意です。
次に、カンナの刃を手で回転させて位置を合わせます。*カンナの刃は2枚あるので、1枚ずつ交換していきます。
刃は3本のねじでホルダーに固定されているので、3本のねじを緩めます。このねじはめちゃくちゃ硬く締まっているので、頭をナメないように気を付けてください。
ねじを緩めるポイント
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一度に大きな力をかけて緩める(一発で緩める)
硬く締まっているねじを「ジワーっと」力をかけて緩めようとすると、頭がなめやすくなります。ポイントは力いっぱいに一発の力で緩めることです。
固定のねじを緩める
今回交換したリョービのカンナは、ねじの頭のサイズは9mmでした。
緩めたねじは外す必要はありません。適度の緩めればOKです。
因みにですが、カンナの前側についている高さ調整のアルミ板は外しても、外さなくても交換できます。
刃をスライドさせて交換する
ねじを緩めることができたら、刃を横にスライドさせて抜きます。刃はホルダーの溝にはまっているだけです。
刃をスライドさせて抜く
刃を抜くことが出来たら、逆の手順で新品の刃を取付けます。
カンナに刃を取付ける
刃の取付けポイントは2つあります
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刃がズレないように手で抑えながら、ねじを締める
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ねじを軽く締めたら、刃の溝がホルダーにハマっていることを確認
新品の刃は、横からスライドさせてボルダーに入れますが、ねじが締まっていないとズレるので手で軽く押さえながらねじを均等に締付けます。
ねじを軽く締付けたら、刃の溝がホルダーにハマっているか?確認してください。刃とホルダーにすき間がなく密着していれば、キチンとハマっているので、ねじを増し締めして取付け完了となります。
刃の出シロ調整
刃を交換したら、刃の出シロ(アルミ板から飛び出している量)を測定(目視確認)して調整します。
ポイントは2つです
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すき間調整は刃の両端でおこなう
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片側を調整すると、もう一方も変化するので交互に何度もおこなう
カンナの刃の測定
刃の出シロは、真直ぐな工具を当てて刃のすき間を目視確認します。すき間確認は刃の両端、2か所です。
ポイントは、刃の回転方向の位置によって出シロが変化するので、一番刃が高い位置ですき間を確認することです。
カンナの刃の測定
刃の出シロ調整は、刃の固定ボルトを緩めて、プラス頭のねじ(調整ねじ)を回して行います。
この時に、刃の固定ボルトを緩めすぎると刃がズレてしまうので軽めに緩めるのがポイントです。
出シロ調整は両端のうち片側づつ行いますが、片側調整すると、もう一方の端も変化してしまうので、調整と測定は両端を交互に何度もおこないます。
もし、刃が出すぎてしまったら、プラス頭のねじを締めてから刃の頭をプラスチックや木でコンコン叩けば引っ込みます。
調整が完了したら、刃の固定ボルトを均等に締付けて完了です。
ポイントまとめ
それでは、電動カンナの刃の交換について重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- 電動カンナの刃は摩耗するので定期的に交換が必要
- 刃はスライドさせて交換し、ねじは均等に締付けること
- 刃の交換をしたら出シロの測定と調整をおこなうこと
以上3つのポイントです。
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*参考 ⇒ リョービ 電動カンナ取扱説明書
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以上です。