S2000のO2センサの故障と触媒のセル破損
チェックランプの点灯
サーキット行ったら、1本目の1周目でエンジンチェックランプが点灯してしまいました。
*エンジンチェックランプはECU(エンジンコントロールユニット)が何かのセンサが異常を検知した時や、センサ自体が故障した時などに点灯するランプです。
今回はたまたまサーキットでご一緒した方が「故障診断器」を持っていたので、その場で調べる事ができました。
異常の原因
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セカンダリーO2センサーヒーター回路断線
原因はO2センサでした。S2000はO2センサが2個付いていますが、実は数年前にフロントパイプについている前側のO2センサが故障故障したことがありました。
で、今回はセカンダリーO2センサなので、前回とは違い触媒についているセンサと言う事になります。
こうなっては走行どころではないので、無念ですが帰宅するしかありませんでした。
O2センサの交換
新品のAP1セカンダリーO2センサ
新品のO2センサが入手できたので、交換するために故障したO2センサを取外したのですが、大変なことが起きていました。
大変なことが、、
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O2センサが変形している
破損したAP1セカンダリーO2センサ
なぜO2センサが変形したのか?
触媒の中で何かかが起きているに違いありません。
触媒を分解してみた
O2センサが変形した原因を調べるために、触媒を分解してみました。
なぜ、O2センサが変形したのか?
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触媒の中身(セル)がケース内部で動いてO2センサに当たって変形した
つまり、触媒終了のお知らせ、、、です
破損したAP1セカンダリーO2センサ
ガッツリ、セルとO2センサが当たっていました。
なぜこんな事が起きるのか考えてみたのですが、、、
触媒の中身は本体に圧入または接着剤で固定されているようで、排気温度によって膨張収縮を繰り返し本体が変形して、ゆるみが生じてしまうのではないか?と思われます。
だから、致し方なし、、、ってことですね。
中古の触媒に交換
触媒のセルに問題がある以上、交換するしかないので一か八かでヤフーオークションで中古を購入する事にしました。
中古の価格は¥30.000でした。
ちなみに、AP1型とAP2型では触媒が違うので、中古を購入するときは注意しましょう。
中古の触媒を購入
AP1とAP2はO2センサの取り付け位置が違うので見分けができます。
セルはこんな感じです。
中古の触媒の状態は良く、問題なく使用できそうです。
と言う事で、触媒とO2センサを交換し、エンジンエラーを診断器でリセットして、今回の一連の問題は解決となりました。
ポイントまとめ
それでは、S2000の触媒について重要なポイントをまとめておきます。
ポイント
- S2000のO2センサは2個あるが、両方とも壊れることがあります
- 触媒についているO2センサが故障した場合は、触媒も終了している可能性があります
- AP1とAP2の触媒はO2センサが取り付く位置が違うので、間違わないようにしましょう
以上3つのポイントです。
*S2000のO2センサの購入はこちらから
*社外の触媒(キャタライザー)に交換するのもアリです
関連記事:【日々の作業】
以上です。