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【車のカスタマイズ】

S2000の油圧はシムで調整する【エンジンブロー対策】

 

  S2000の油圧を今よりも上昇させるために、リリーフバルブにシムを入れました。

 

油圧の問題点

油圧が低下する

前々から気になっていました。

サーキットに走りに行くと、走行中にMAXの油圧が低下することがありました。

 

オイル関係の仕様はこちら

  • エンジンオイル・・・・ワコーズ4CR(5W-40)
  • オイルクーラー・・・・HPIラジエター前置き
  • 油圧と油温の測定・・・・オイルエレメントのサンドイッチブロック
  • 油圧計と油温計のメーカー・・・・Defi レーサーゲージ

 

走行中の油圧の変化(新品OILの時)

  • 平常時の油圧のMAXは600kpa
  • VTECに切り替わるとMAX560kpa
  • 油温が110℃を超えてVTECに切り替わるとMAX500kpaになってしまう

 

こんな感じで油圧が低下してしまうのですが、サーキット走行しているときに油圧が低下してしまうなんで、不安でしかありませんでした。

 

油圧か低いと起きる問題点

油圧が低いと様々なリスクが高くなります。

たとえば、、、、油圧がかからない状況がサーキットで起きれば、メタル(すべり軸受)の潤滑が不足して剥離、焼き付きを引き起こします。その結果、エンジンブローとなる訳です。

 

F20Cのメタル(すべり軸受)

すべり軸受

 

油圧を上げる

油圧が低下してしまう原因は分かりませんが、最終的な結論としては、、、、「油圧のMAX圧力を上昇させる」ことに決めました。

 

油圧を上げる方法

  • オイルポンプのリリーフバルブのスプリングにシムを入れて圧力を上げる

 

オイルポンプ

S2000のオイルポンプの部品

 

シムを入れる位置は、オイルポンプの8番のバネの部分です。ここに3ミリのシムを入れると約100kpa上昇します

 

油圧の改善

油圧の上昇

 

シムを入れ、メーターで油圧を確認したとこと、今まではMAX600kpa、シム入れたらMAX約700kpaになりました。

と言うことで、さっそくサーキットに走りに行って確認してきました。

  • 季節は8月 気温32度
  • 水温91度 油温120度

上記の条件で、油圧はMAX580kpaでした。今までがMAX500kpaだったので、かなり改善しました。

 

ポイントまとめ

それでは、S2000の油圧について重要なポイントをまとめておきます。

 

ポイント

  • 油圧は油温が高くなったり、VTECに入ると低下することがある
  • 油圧が低下した状態でサーキット走行すると、エンジンブローのリスクがある
  • オイルポンプのリリーフバルブのスプリングにシムを入れると油圧が上がる

 

以上3つのポイントです。

 

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